会社の経営状態がクレジットカード申し込みに影響する?について調べました

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初めて法人カードを申し込む時、「ちゃんと通るかな?」「黒字でないけど大丈夫かな?」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。経営が赤字でも大丈夫か、どんな書類が必要かも気になりますね。

赤字経営でも法人用クレジットカードは作れる?

カード会社は法人カードが利用されると1、2ヶ月は利用額を立替えることになるので、その間に会社が倒産したら損害を被ります。

会社に利益が多く出ていて経営状況が良い会社であれば、貸倒れのリスクは低く、逆に赤字経営であればそのリスクは高くなります。ただ、利益があっても赤字決済の会社もあり、一概に「赤字経営」だからクレジットカードが作れないということにはつながらないでしょう。

赤字経営は倒産する?

赤字経営=倒産とは限りません。赤字経営でも利益が出ている会社はあります。利益が出ていても節税対策で経費を多く計上して、赤字申告をするケースもあります。一方で、本当に経営不振で利益が出ずに赤字に陥っている場合もあります。

法人用カードの審査は黒字経営が基本

法人用クレジットカードは個人カードに比べて利用額が大きく、カード会社にとてもリスクが大きくなります。一般的に3年以上の業歴があり、2期連続で黒字であることが目安となっています。

良い経営とは?

いろいろな定義はあると思いますが、良い経営とは、最低限で考えれば収益性があり黒字であることです。また、成長性が高いこと、継続して事業を続けていることなどは、重要です。継続して事業を続けることは、会社の大きな信用につながります。
また利益を出しつつ、きちんと経費を集計し節税対策も万全であれば、赤字の計上があったとしても即会社の信用が落ちるということにつながりません。

カードや審査によっては提出を求められる書類

カード会社によって、申し込みの際に提出が義務付けられている書類が違います。法人の確認書類として「履歴事項全部証明書」や経営者の本人確認書類以外に、例えば三井住友VISAカードのビジネスプラチナカードになると、法人及び法人経営者の確認書類の他に「直近2期分の決算書」とあり、貸借対照表や損益計算書などが必要になります。他に所得証明書や営業許可証などを求められる場合もあります。

申込書の電話番号は携帯番号でも大丈夫?

クレジットカードを申し込む時、カード会社と申込者には「信用関係」がないので、上場企業やある程度の知名度のある会社でなければ、本当にその会社が存在し事業が営まれているのかはわからないところです。カード会社は架空の会社に悪用されないように、経営状態を審査します。まずは基本的なところで、会社の所在地に固定の電話が敷かれ、きちんと事業を展開していることをわかってもらうことが大事です。

JCBカードですと、固定電話番号かIP電話番号が必要になります。今は携帯電話が主流となっていますが、法人カードの場合の電話番号は固定電話の番号が重要視されています。それも会社の信用につながるのです。

倒産のリスクが高くないと判断されるためには?

法人の信用性と同時に法人代表者の信用も大事です。過去に赤字があったとしても、優秀なクレジットヒストリーを持つなど、法人代表者の与信が高ければ高いほど審査に通る確率も上がるでしょう。

おすすめカード① アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード

赤字決算でも経営には問題ない法人代表者におすすめなのが、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードです。世界で通用するハイステイタスブランドのアメリカン・エキスプレスが、経営者・個人事業主向けに発行するカードです。ビジネスカードならではの特典・サポートが、かなり充実しています。

年会費が26,000円と決して安くはありませんが、様々なサービスの中から自分に合ったサポートを受けることで、年会費以上のサービスを利用することができるのではないでしょうか。またステイタスが高いということは、経営者にとってもプラスです。年会費は経費に計上できますから、実質的な負担にはならないでしょう。

高いビジネスサポートの充実度

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは法人向け、個人事業者向けビジネスカードであり、
経費削減だけではなく、特典として経営サポートもしてくれるので、ビジネスの強い味方となる1枚でしょう。

トラベルサービスの充実

海外出張の時には、自宅から空港までの送迎「エアポート送迎サービス」が利用できます。また出国前には、空港ラウンジを本人だけではなく同伴者1名も無料で利用ができるのが嬉しいですね。

さらに帰国時は空港から自宅まで、会員1名につき1個のスーツケースを無料で配送してくれるので、身軽に帰宅できます。旅行傷害保険も、最高で1億円が自動付帯。ビジネス・ゴールド・カードならではのサービスです。また出張先で言葉に困ったら、24時間日本語でサポートをしてくれる「オーバーシーズ・アシスト」が助かります。

もしもの時に、様々なプロテクション

予定していた出張や、接待で利用しようと思ったコンサートを、病気やケガ、入院などでキャンセルをせざるを得ない時、年間10万円まで保証してくれる「キャンセル・プロテクション」が利用可能です。

また、インターネットでカードが不正利用された場合は、「オンライン・プロテクション」で全額補償。さらに、カードで購入した商品の破損や盗難などの損害を補償する「ショッピング・プロテクション」で安心してショッピングができます。

貯まりやすいポイントプログラム

カード利用代金100円で1ポイントが貯まるプログラムとなっています。提携店で利用すると、最大10倍のポイントがつく場合もあります。貯まったポイントを1度でもアイテムと交換すると、ポイント有効期限が無期限に

貯まったポイントは、提携航空会社のマイレージに移行することもできますし、カード利用代金に充てることもできますこの他にも、ショッピングやエンターテイメントでも多くのサービスが受けられます。

おすすめカード② JCB法人カード

国内ではゆるぎない安心・信頼のブランドであるJCBカードは、国内唯一の国際クレジットカードブランドです。
JCBの法人向けカードは大きく分けて『JCB法人カード(ゴールド)』『JCB法人カード(一般)』『JCBビジネスプラス法人カード(ゴールド)』『JCBビジネスプラス法人カード(一般)』の4種類があります。

『JCB法人カード(一般)』

スタンダードな法人向けカードである「JCB法人カード(一般)」をご紹介しましょう。申し込み対象が、法人または個人事業主と明記があるので、法人格を持たない個人事業主の方でも申し込みができ、発行可能です。様々なビジネスサポートやエンターテイメント、福利厚生までサポートしてくれます。

年会費が安い

一番の魅力は何といっても年会費です。年間で1,250円(税抜)と格安なので、少しでも支出を抑えたい人には魅力的ですね。使用者追加も1名1,250円(税抜)です。

この年会費で、国内・海外の旅行傷害保険も、最高3,000万円の補償がついています。コストパフォーマンスが高いカードといえるでしょう。さらにオンラインで申し込みをすると、初年度の年会費無料や特典がつくというキャンペーンもあるので要チェックです。

ポイントプログラムが利用できる

JCBのポイントプログラム「Oki Dokiポイント」が利用でき、利用1,000円(税込)ごとに1ポイントが貯まります。
利用額に応じでキャッシュバックを受けたいという方は、「JCB法人カード」ではなく「JCBビジネスプラス法人カード」もおすすめです。キャッシュバック率は、利用額、出張費・交通費などが関係してきます。

ETCカードが複数枚無料発行できる

車で営業に出た場合に、有料道路料金を一括して会社経費でまとめて精算が可能です。

オンライン予約でチケットレスの国内出張

JALやANAの航空券予約サービスや東海道新幹線のネット予約ができます。またじゃらんnetで提供されている宿泊施設をさらに安く利用できる、じゃらんコーポレートサービスも便利です。

オフィス用品をリーズナブルに購入ができます

特別価格でオフィス用品が購入できるので助かりますね。

経理作業を効率化

日常の経理処理もスピーディーに処理ができるサポートがあります。

社員旅行・福利厚生サービスが利用できる

JCBトラベルや福利厚生倶楽部が社員の福利厚生をサポートしてくれるので、福利厚生の充実が図れます。

まとめ

会社経営をする上で、法人用のクレジットカードは公私の経費を分け、経理の効率化を図る上でも必要なものです。経営者のステイタスにもなるビジネスカードを持っているということが、経営者の証となり信用にもつながり、経営上の生産性も上がります。

赤字経営であっても経営者個人の信用を重視する会社のカードや、個人事業主向けとうたったカードもありますので、優秀な利用者であると認定されれば可能であるといえるでしょう。

会社経営者の方でまだお持ちでない方、また起業したばかりの方、個人事業主の方、法人用クレジットカードを検討している方は、是非自分に合ったビジネスカードを持って、上手に活用してください。