知ってほしい!JCB法人クレジットカード5種と提携5種の特徴をまとめてみました

クレジットカードの国際ブランドには、「5大国際ブランド」と呼ばれるものがあります。その中の1つは、日本でもお馴染みのJCBブランドです。

今回は、JCBブランドの法人クレジットカードについて解説していきます。

 

持っていると安心!JCBブランドカードの良い点

JCBは、日本発祥の国際ブランドなので、日本国内で使う場合には、VISAと同じくらい便利に使えます。
また、海外でも日本人観光客の多い場所では、積極的にインフラを整えており、国内と変わらず利用することが可能です。

特にハワイでの使いやすさは、VISAをしのぐほどです。国内中心に事業を行っていく場合には、JCBブランドの法人クレジットカードを1枚は保有しておきたいところです。

JCBブランドカードの注意点は?

国内では抜群の利便性を誇るJCBブランドですが、海外でのそれはまだVISA・MasterCardに及ばない部分も多々あります。

海外で事業を行う場合には、JCBブランド以外のクレジットカードも保有しておいたほうがいいでしょう。
また、JCBは国際ブランドであると同時に、クレジットカードの発行者(イシュアー)でもあります。
イシュアーと国際ブランドがどちらも同じカード(JCBが発行して、JCBブランドが付与されている)のことを、「プロパーカード」と呼ぶのですが、プロパーカードは非常に高いステータス性を持ちます。
クレジットカードにステータス性を求める場合には、プロパーカードを選ばなければならないので、注意が必要です。

 

5種類あるJCB法人クレジットカードまとめ

まずは、JCBプロパーの法人クレジットカードについて解説していきます。

JCB法人カードの特徴

JCB法人カードの特徴は、「初年度は年会費無料で利用できること」「ETCカードが年会費無料・複数枚の発行ができること」などが挙げられます。

JCBのプロパーカードですので、ステータス性も保証できます。
年会費無料で利用してみて、使い勝手を試してみることもできるので、起業したばかりの個人事業主の方にオススメなカードと言えます。

JCBゴールド法人カードの特徴

JCBゴールド法人カードの特徴は、「初年度は年会費無料で利用できること」「ETCカードが年会費無料・複数枚の発行ができること」などが挙げられます

そのため、JCB法人カード同様に個人事業主の方にもオススメしやすいですが、ショッピングガード保険が最高500万円保障(JCB法人カードは最高100万円保障)なので、クレジットカードでの備品購入が、100万円を超えるようなら、JCBゴールド法人カードのほうがよりオススメです。

JCBプラチナ法人カードの特徴

JCBプラチナ法人カードの特徴は、「プラチナ・コンシェルジュデスクが利用可能」「有名レストランで利用できるグルメ・ベネフィットが利用可能」などが挙げられ、JCBゴールド法人カードの付帯サービスよりも、よりグレードアップした内容となっています。

年会費は32,400円(税込)かかりますが、取引先への接待や、飛行機を使う出張の多い社長・個人事業主の方にはオススメのカードです。

JCBビジネスプラス法人カードの特徴

JCBビジネスプラス法人カードの最大の特徴は、「ポイント還元ではなく直接キャッシュバックが受け取れる」という点です。

カードの利用金額に応じてキャッシュバックが決定されますが、その割合は最大で3.0%のため、通常のJCBそれよりも、割合が高くなる可能性があります。
カードの利用金額が大きくなるほど、キャッシュバック率の設定も高くなるため、カード利用が高額になる社長や事業主の方には、オススメできるカードです。
起業後すぐに発行できるカードでもあるので、スタートアップの方にもオススメできます。

JCBビジネスプラスゴールド法人カードの特徴

JCBビジネスプラスゴールド法人カードは、JCBビジネスプラス法人カードを正統進化させたような特徴を持っています。

カードの利用金額に応じてより高く設定されるキャッシュバック率はそのままで、さらに国内・海外旅行傷害保険が付帯するようになりました。
そのため、JCBビジネスプラス法人カードでオススメしていたような方に加えて、国内・海外問わず出張の多い社長や事業主の方にも、オススメできるカードとなっています。

 

飛行機・自動車利用の多い企業に 提携5種類JCB法人クレジットカードまとめ

続いては、提携カードのJCB法人クレジットカードについての解説です。

飛行機を利用するなら ANA JCB法人カード ワイドゴールドの特徴

ANA JCB法人カード ワイドゴールドの特徴は「ANA搭乗時のマイレージが25%加算」「最高1億円の海外旅行傷害保険付帯」などが挙げられます。

ANAとの提携カードしているので、飛行機利用や海外渡航時に利用しやすい性能のカードとなっています。
年会費は20,440円(税込)と少し高額ですが、飛行機利用を頻繁に行うような事業主の方であれば、オススメです。

自動車で営業にまわるなら エッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカードの特徴

エッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカードの特徴は「全国のエッソ、モービル、ゼネラルのSSでのみ利用可能」「追加カード・ETCカードの発行が無制限」などが挙げられます。

会員価格で給油ができますが、ポイント付与等の付帯サービスは一切ありません。
ガソリンスタンドでの給油専用という、珍しい法人クレジットカードです。
営業活動で自動車の利用が多いような事業を経営されている事業者の方にはオススメです。

コスモコーポレートカード(ゴールド法人カード)の特徴

コスモコーポレートカード(ゴールド法人カード)の特徴は「高速道路の利用でポイントが貯まる」「利用可能範囲をコスモ石油のみに制限した、ハウスカードの発行が可能」などが挙げられます。

ハウスカードは、上述のエッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカードと同じように利用できます。JCBの利便性もそのままで、お得に給油をしたい場合にはオススメのカードです。

シェルビジネスゴールドカード(JCBカ-ド)の特徴

シェルビジネスゴールドカード(JCBカ-ド)の特徴は「カードの利用金額に応じて翌月の交通費・出張費がキャッシュバック」「利用可能範囲を昭和シェル石油のみに制限した、専用カードの発行が可能」などが挙げられます。

交通費・出張費のキャッシュバックは、年間で最大18万円まで可能なので、経費削減につながります。

シナジーJCBゴールド法人カードの特徴

シナジーJCBゴールド法人カードの特徴は、「エッソ・ゼネラル・モービルでガソリンの割引が受けられること」「値引き額はカードの利用金額に応じて決定されること」などが挙げられます。

通常でも1リットルあたり1円の値引きが受けられますが、カードの利用金額月間7万円以上で、1リットルあたり7円の値引きを受けることが可能です。
エッソ・モービル・ゼネラルコーポレートカードのとりかえのようなカードなので、年会費を支払える余裕のある場合には、シナジーJCBゴールド法人カードの利用がオススメです。

 

まとめ

以上、5種のJCB法人クレジットカードと提携の特徴でした。

プロパーカードは高いステータス性、提携カードは自動車や飛行機などを利用する際に、お得になるカードが多いのが特徴です。
クレジットカードに求めることや事業形態を考慮した上で、発行する法人クレジットカードを選ぶことが重要です。