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法人のクレジットカードで貯まるポイント・マイルは雑収入!従業員用カードやETCカードの経費仕訳とは?

法人クレジットカードを取得した際、会計処理はどのようにして仕訳をするのが正しいのでしょうか。わかっているようでわかっていない、クレジットカードと現金払いの相違点とは?クレジットカードで支払うと、購入日と銀行口座から引き落としされる日に、かなり差が出る場合もあります。

その際に注意が必要になるのが、会計帳簿へ記載する内容。いつの取り引きなのか、しっかりと記録を残さなければならないことになっています。つまり、通常ですと決済した時の取り引きというかたちで仕訳をするのですが、クレジットカード決済の場合は購入日と支払日が異なるため、注意が必要になります。

 

貯まったポイントを使うときの仕訳は雑収入※1

クレジットカードのポイント制度を厳密にいうと、行っている業務と関連性があることで付与されたポイントは「雑収入」となります。

クレジットカードを使う際のメリットは、使えば使うほどポイントが増えて、商品と交換したり買い物の支払いにあてたり、場合によりキャッシュバックも可能ということです。人によってはポイントを頻繁に使うと思いますが、ポイントは、基本的には収入とみなされますので気を付けましょう。

法人名義のカードなら、ポイントは「雑収入」として処理をすることになります。従業員が個人として受け取った場合には、所得税の課税対象になります。個人事業主の場合も法人と同じく「雑収入」となります。

ちなみに会社員が私的な用途で使った場合も「雑所得」となりますが、年間20万円を上回らない限りは所得税の申告は必要ありません。給与所得のある人が、その勤務先の仕事の経費を個人名義のカードで払ってポイントを貯めた場合、ポイントが大きいと給与所得と判断される可能性がありますので気をつけましょう。

 

貯まったマイルも使うときの仕訳は雑収入

クレジットカード以外にも、ETCカードや航空券購入時のマイレージカードなど、多種多様なポイントシステムがあります。

航空会社が行っているマイレージプログラムは、クレジットカードを使用してたまるポイントと同様に、航空会社が発行するマイレージカードも使った分だけマイルがたまります。マイルも雑収入として計上しましょう。

マイルとは何?確認してみよう

マイルは距離の単位です。転じて、航空会社のポイントがこのように呼ばれています。マイレージと呼ぶこともありますが、基本的にマイルと同じ意味です。「貯めたマイルだけで無料旅行に行ってきた!」というような羨ましい話はよく耳にします。

クレジットカード会社が、それぞれ独自のポイントシステムを持つように、同じマイルでも航空会社によって別物になります。日本国内なら主要2社のJALマイル(日本航空)とANAマイル(全日空)が便利です。頻繁に使う海外の航空会社があれば、会員になっておいて損はないでしょう。

 

従業員カードで購入した仕訳は未払金です

営業性個人口座から事業の経費を使うときは「未払金」として仕訳します。一方、個人用カードでプライベート口座から事業経費を使うときは、「事業主借」という科目になります。

「未払金」という科目はクレジットカードの決済だけでなく自動車、土地、有価証券などを購入した際の会計処理として使う一般的なものです。

一括払いの時の口座引落とし時の仕訳は 全額 未払金/普通預金 

個人ではなく、法人用のクレジットカード。自由業者であれば、個人名義のカードでも仕事専用で、私的に使用していないカード。そして、引き落される銀行口座が事業専用に開設され、使用されている口座であること。このようなケースでは「未払金」という勘定科目を使いましょう。

買掛金と似ていますが、買掛金は販売目的で仕入れる商品や何かを外注する費用が対象です。「未払金」はそのほかの費用などが対象です。一括払いの場合、引き落される日に、 借方科目が「未払金」、 貸方科目が「普通預金」になります。クレジットカードの使用が1回でも、それ以上でも、まとめて1つで記録しましょう。

分割払いの時の口座引落としの仕訳は 引落とし額で 未払金/普通預金

経費をクレジットカートのリボ払いにした場合は、どのように仕訳をすればいいのでしょうか?クレジットカードの支払いが、事業用口座か個人口座かで、仕訳方法が変わります。個人口座から引き落とされる場合は、購入した日に、リボ払いの利息分を含めた金額を「事業主借」として記載します。

事業用口座から引き落とされる場合は、利息の仕訳方法が一括払いと異なります。数ある費用を分割払いでしていると、引き落とされた金額から利息分を割り出して記載するのはかなりの労力を必要とします。その代わり、購入した際の仕訳で金利分を含めた金額で記録すれば、支払いする際の仕訳は、「未払金」の「普通預金」とするだけでよくなります。

先に支払いを済ませました!仕訳は 前払金/未払金

未払い金は、1年以内に支払われる未払いの負債のことです。主たる営業取引ではない単発の取り引きで利用される勘定科目なので、クレジットカードの支払いで「未払金」が使われます。

クレジットカードで決済した場合や、未だ品物が届いてない場合には、その未払金を「前払金」へ振り替えるなど、仕訳をする必要があります。

クレジットカードで仕入れ 仕訳は 前払金/買掛金

物品の仕入れにクレジットカードを使用する場合は、「未払金」ではなく「買掛金」という形で仕訳が行われます。

商品の仕入れは販売する目的であり、主たる営業取引に該当するので、この場合、「前払金」の「売掛金」になります。

 

ETCカードの利用の経費仕訳は 旅費交通費/未払金でOK!

高速道路で使うETCカード。「車両関係費」という勘定科目を使うこともできますが、自動車を事業と私的用途の両方で使用する場合に、燃料代なども車両関係費としていると、後々になって事業での使用分と私的な使用分の按分計算をするときに複雑になってしまいます。

「旅費交通費」とは、業務目的で電車やバス、飛行機、高速道路などの交通費や、宿泊した際の費用に使う勘定科目ですので、ETCカードにもこれを適用します。クレジットカードで決済する際と同じように、代金の支払いが先になる場合に使う勘定科目の「未払金」として、帳簿に記録しましょう。

 

まとめ

経理という見地からは、クレジットカードで決済した時点では現金は動いていません。使った月の翌月の引き落しというのが、通常のパターンです。現金が移動するのは引き落しのあった日です。タイムラグがあるため、クレジット決済では伝票上、現金払いとは少し異なる流れになります。

まずは「未払金」として仕訳を入れることで購入のタイミングを記録として残し、カードで使った分が口座から引き落とされたところで、記録をつけておいた未払金を処理するというやり方です。ポイントやマイルは「雑収入」とし、 この流れで仕訳すれば、まとめて簡単に処理することができます。

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