法人クレジットカードでETCカードも利用したい!年会費無料のカードについてまとめました

クレジットカードにつきものなのが年会費。それはクレジットカードの便利さ、キャッシュレスで買い物ができる快適さや付帯するサービスの恩恵を考えれば、致し方ないものです。カード会社もボランティアではないのです。

しかし、そうとわかっていても、それでもなんとか安くお得にと考えるのが人情です。まして、法人用クレジットカードの場合、発行数が多くなればなるほどかさんでいく年会費が気になる…。

そんな企業に、まさかの年会費無料、もしくは初年度年会費無料のクレジットカード、しかもETCカードも発行できるおすすめ法人用クレジットカードをご紹介しましょう。

 

ETCカードを発行できる法人用クレジットカードで年会費無料なものは?

何年使っても年会費無料、さらにETCカードも発行できちゃう、そんな都合のいいもの…あります。

ライフカードビジネス(法人カード)を紹介

ライフカードビジネスは、Visa、MasterCard(AタイプとBタイプ)、JCBの4種類から選択できます。VisaとMasterCardの場合には、それぞれに優待サービスが付帯されるほか、クラウド会計ソフトによる利用明細からの会計帳簿の自動作成や、全国の保養所、スポーツジムなどの割引、海外アシスタントサービスや旅行サービスまでついて、なんと年会費無料が永久無料(ゴールドカードは次年度以降1枚2,000円(税抜))です。もちろんETCカード(カード1枚につき1枚発行可能)も無料で作れます。

ビジネクスト・法人クレジットカードを紹介

ビジネクスト・法人クレジットカードは、利用限度額100万円以下なら財務書類なしで、本人確認書類と履歴事項全部証明書で審査ができてしまうのが特徴の法人用クレジットカードです。

年会費は永年無料で、レンタカー割引や旅行サービス、ゴルフ場予約サービスやそのほかの福利厚生サービスもついて、従業員カードも50枚まで発行可能。

ETCカードも無料で発行できます。さらに利用金額2,000円ごとに1ポイントが貯まり、特典と交換が可能です。なんといっても赤字でも発行できてしまう可能性があるわけですから、その導入のハードルの低さは魅力的でしょう。

 

どうして年会費無料にできるのか? 無料のデメリットを調べてみよう

それにしても、法人用クレジットカードで、ETCカードも発行できて年会費無料というのは、ありがたいけどなんだか不安な気がする方もいるんじゃないでしょうか。世の中、おいしい話には決まって裏があるもの。きっと何かデメリットがあるに違いない。そう思うのは、むしろ健全な発想といえるでしょう。

でも安心してください。確かに、デメリットはあります。でもちゃんとわかっていれば、それほど大したことはありません。年会費無料のクレジットカードは、年会費がかからない代わりに、付帯されるサービスが限定されている場合があります。

例えば空港でのラウンジサービスや旅行先での傷害保険がなかったり、ポイントサービスがついていなかったり、ロードサービスやガソリン割引などがなかったりという具合です。また、1枚のクレジットカードに対してETCカードを複数枚発行できない場合もあります。

しかし、結局これらの機能の制限は、すべてそれぞれのクレジットカードによって違います。例えば前述のビジネクスト・法人クレジットカードは、年会費無料でも色々なサービスが付帯されています。大事なことは、どんな機能があってどんな機能がないのか、しっかりと把握した上で検討をするということです。

必要のない機能に年会費を払うのはもったいないですし、必要な機能とそうでもない機能を冷静に判別することも大切ですね。それを確認した上で、年会費無料のカードにたどり着ければ、これに越したことはありません。

 

初年度は年会費無料! おすすめの法人用クレジットカードを紹介

年会費が永年無料とまでは行かなくても、初年度は年会費無料で使えるカードという選択肢もあります。

発行の敷居が低く、機能性も高く、そして次年度以降もそんなに高い年会費を払うわけではない、そんな優秀なカードを紹介しましょう。

シェルビジネスカードとは

シェルビジネスカードは、昭和シェル石油が発行する法人用クレジットカードで、全国の昭和シェルサービスステーションで使えるほか、シェルビジネスJCBカードを選択すれば、すべてのJCB加盟店での支払いにも使えます。

JCBカード以外には、昭和シェルサービスステーションのすべての支払いに使えるSS専用カード、給油代の支払いのみに使えるFUELカード、ETCカードが発行できます。これらはすべて年会費無料。用途に応じて給油代のみに絞ったり、どこでも買い物ができるようにしたり、機能を選択して発行できるわけですね。

さらに、月間合計5万円以上から0.5%のキャッシュバックが受けられ、最大(100万円以上)で3.0%のキャッシュバックが発生します(ただしキャッシュバックの対象金額は最大50万円です)。例えば、毎月100万円を利用した場合、そのうち50万円に対して3.0%のキャッシュバックが発生するので、15,000円、年間で18万円のキャッシュバックが発生します。

また、昭和シェルサービスステーションの利用額は、金額を2倍にして計算してもらえます。昭和シェルサービスステーションで10万円、高速料金で10万円使うと、サービスステーション利用の10万円×2=20万円+高速料金10万円として、合計30万円に対してキャッシュバックが発生します。昭和シェルのサービスステーションを日頃から頻繁に利用するようであれば、かなりお得です。

EX Gold for Biz M(ID QUICPay)(エグゼクティブゴールドフォービズエム)とは

EX Gold for Biz M(ID QUICPay)はMasterCard、VISAのどちらかで申し込め、それぞれMasterCardビジネスアシスト、VISAビジネスオファーというサービスが付帯されます。

MasterCardビジネスアシストは旅行や宿泊、宅配便、通訳などの提携企業の利用の際に優待が受けられ、VISAビジネスオファーは、旅行、ビジネス、オフィスサプライ、IT、グルメの分野で優待が受けられます。

どちらの場合もショッピング1,000円につき1ポイントの「暮らスマイル」にさらに20%の加算がつき、実質0.6%の還元率に相当します。また、その名のとおり電子マネーの「iD」と「QUICPay」を両方搭載しているので、チャージ不要(どちらもポストペイ型)、サイン不要で、ちょっとした買い物にも使えて便利です。これで初年度年会費無料、次年度以降も2,000円(税抜)とお手頃です。ETCカードも、もちろん年会費無料で発行できます。

 

まとめ

年会費無料でも初年度年会費無料でも、十分な機能性を備えた法人用クレジットカードがあることをおわかりいただけたと思います。

繰り返しになりますが、いちばん重要なのは、どういう機能が必要でどういう機能が余計か、それぞれのカードに何があって何がないか、それをきちんと把握するということです。

必要なものにはお金を払う、不必要なもの、無料で手に入るものには払わない。考えてみれば当たり前のことですが、それさえ押さえれば、最大限のメリットを享受できるわけです。ここで紹介したことが、その一助になれば幸いです。