カード会社によって全然ちがう!審査基準で選ぶ法人用カード

法人用クレジットカードをどのように利用するか、追加カードは何枚発行するか、貯まったポイントをどのように活かすか・・・カードの発行前に検討することは色々あります。

しかし、これらの検討が意味を持つのはすべて、実際に審査に通ってカードが発行されてからです。
いくら立派な計画を立てていようとも、審査に通らずカードが発行されなければすべては絵に描いた餅に過ぎません。

そこで今回は、法人用クレジットカードの審査基準に焦点を当てて、解説を行っていきます。

 

審査に落ちた・・・でもあきらめるのはまだ早い!

いくら綿密に利用計画を立てていても、残念ながら、法人用クレジットカードの審査に落ちるということはあります。

しかし、審査落ちになってしまったからといって、すぐにあきめる必要はありません。
個人でクレジットカードを発行したことがある方ならご存知とは思いますが、あるクレジットカードの審査に落ちたとしても、別のクレジットカードでは審査に通るということはよくあります。

発行を予定していた法人用クレジットカードの審査に落ちてしまったのであれば、別の法人用クレジットカードの発行へと切り替えましょう。
第一希望のクレジットカードの審査に通らないことも想定して、第二・第三希望のクレジットカードをあらかじめ決めておけば、手続きもスムーズに進められるでしょう。

審査の通りやすさはカード会社によって全然ちがう

法人用クレジットカードも個人で発行するクレジットカードの場合と同じく、各カード会社での審査項目には大きな違いはありません。
ただしそれをどのように判断するか、審査通過ラインをどの程度に設定するかというのは、カード会社によって大きく違います。
そのため、発行されるクレジットカード候補をいくつか選ぶ場合には、付帯サービスや年会費などを中心に検討することはもちろんですが、発行母体となるカード会社にも注意を払わなければなりません。
同じ発行会社の場合、1つのクレジットカードが審査に落ちたとなれば、他のクレジットカードも審査落ちしてしまう可能性が高いからです。

以下では、様々な状況・希望にフィットするような、おすすめの法人用クレジットカードを紹介していきます。

新規法人も通る! 通りやすさで選ぶならアメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード!

新規に法人を立ち上げた方にオススメのクレジットカードが、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードです。会社の信用力が調査される法人用クレジットカードの審査において、設立したばかりの法人は非常に不利だといわれています。しかし、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは、設立1年未満の若い法人でも審査に通る可能性が高い法人用クレジットカードです。

もちろん審査に通りやすいからといって、付帯サービスが物足りないということはありません。
四半期管理レポートなど、アメリカン・エキスプレスならではのサービスをしっかりと享受することができます。26,000円(税抜)という高額な年会費が気になるのであれば、年会費12,000円(税抜)のアメリカン・エキスプレス○R・ビジネス・カードもオススメです。

比較的通りやすいのにサービスも充実! バランス重視ならJCB法人カード!

JCB法人カードも、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードほどではありませんが、審査に通りやすい法人用クレジットカードです。

ただし、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードとは異なり「固定電話の番号」が必要になります。個人事業主で固定電話を利用していないという方が、JCB法人カードの利用を検討しているのであれば、固定電話回線を引いてから申し込む必要があります。
ANA@deskやJAL ONLINEの航空券チケットレス発券サービスを利用できるほか、ETCカードも年会費無料・枚数無制限で発行することが可能です。
比較的審査に通過しやすい割には、付帯サービスも充実している、コストパフォーマンスのいい法人用クレジットカードです。

厳しい審査を乗り越えた先にある上級サービスを求めるならダイナースクラブビジネスカード!

審査の厳しさと、付帯サービスの充実度・カードのステータスは、ある程度比例する傾向にあります。
厳しい審査を課していますが、その分充実したサービスを提供している法人用クレジットカードとしては、ダイナースクラブビジネスカードが挙げられます。

ダイナースといえば、その高いステータス性で知られています。法人用クレジットカードでも、ビジネスに有効活用できる様々な上級サービスが付帯しています。
代表的なサービスとしては「ダイナースクラブプライベートアドバイザーサービス」が挙げられ、税務・資金調達や人事といった、6分野の専門のプロフェッショナルに、参謀役として経営相談に乗ってもらうことが可能です。
その他にも、 本来であればダイヤモンド経営者倶楽部のメンバーしか利用できない「銀座サロン」を、カードを提示するだけで利用でき、他の法人用クレジットカードとは一線を画すサービスが多数あります。
厳しい審査に通過した上で、27,000円(税抜)の年会費を支払うことができる法人代表者の方には、ぜひ利用していただきたいカードです。

とにかく早くほしい! 審査スピードで選ぶなら楽天ビジネスカード

個人で発行するクレジットカードには、即日で発行可能なものも何種類かあります。

しかし、法人用クレジットカードの申し込み・審査手続きは、通常のクレジットカードの申し込み・審査手続きよりも複雑なため、現在即日で発効できるカードは存在しません。
しかし、利用主体が個人であれ法人であれ、なるべく早くカードを発行したいという気持ちに変わりはないでしょう。審査・発行までのスピードで選ぶのであれば、楽天ビジネスカードがおすすめです。
最短約1週間で発行可能という、法人用クレジットカードの中ではかなり早い発行スピードが魅力です。
また、ポイントの還元率は常時1.0%以上で、楽天市場で利用すれば2.0%以上の高い還元率で利用することが可能です。
発行の早さとポイント還元率の高さ、クレジットカード本来の意味での利用しやすさという点では、楽天ビジネスカードがおすすめできます。

なお前述の、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは発行まで最短1週間、JCB法人カードで発行まで最短5日間と、こちらも発行までのスピードがかなり早いカードとなっています。

 

まとめ

以上、審査基準で選ぶ法人用クレジットカードに関する解説でした。
審査基準というのは決して表に出ることはありませんから、「審査に通りやすい・通りにくい」というのは、あくまで色々な評判を聞いたうえで判断したものにすぎません。

しかし審査に通るかどうかというのは、クレジットカードを利用できるかできないかに関わる死活問題なので、ぜひ今回の内容を参考にして、法人用クレジットカードを選んでほしいと思います。