個人事業主が法人用クレジットカードを作るメリットをまとめました。

個人事業主の方であれば、「個人事業主の方は法人用クレジットカードを作ろう!」という謳い文句を目にすることがよくあると思います。

しかし、実際に法人用クレジットカードを作ったとして、どのようなメリットがあるのでしょうか?今回は、「個人事業主の方が法人用クレジットカードを作るメリット」について説明します。

 

法人向けカードを使うメリットとは?

個人事業主の方が法人向けカードを作るメリットは、大きく分けると2つあると考えます。

経費の管理が楽になる

会社を経営していると色々なお金の出入りがありますが、それらをきちんと把握しておかなければなりません。規模の大きな会社だと経理専門の人を雇うのでしょうが、個人事業主の方の場合、経理の方を雇えるほどの余裕がないこともあります。

しかし、法人向けカードに支払いを集約しておけば、カードの支払い明細を確認するだけで何にお金を使ったのかが一目瞭然で、経理処理の手間を大幅に削減することができるのです。

付帯サービスを有効活用できる

事業規模が少し大きくなってくると、他社との打ち合わせに行ったり、飛行機で出張に行ったりというケースも出てきます。

その際に、法人カードの会員専用ページを利用することで、飛行機チケットや会議室の予約を簡単に行うことができます。忙しい個人事業主の方にとって、これらの手続きを手軽に終えられるというのは大きなメリットです。

 

カードを作りたい!でも個人事業主は審査が厳しい?

結論から申し上げておくと、個人事業主だからといって審査が厳しくなるということはありません。もちろん審査に通るためのポイントを押さえておく必要はありますし、個人事業主でもOKなカードに申し込む必要はありますが、「個人事業主だから審査に通らない」ということは決してありません。では、審査に通るためのポイントとはいったいどのようなことなのでしょうか。

 

個人事業主が審査に通るためのポイント

個人事業主の方が、法人カードの審査に通るためのポイントは2つです。

固定電話の電話番号を用いて申し込む

カードの申し込み自体は、携帯電話の電話番号でも行えます。しかし、固定電話の電話番号を記載して申し込むことで、「電話加入権を持っている」ということをアピールすることができます。

電話加入権を持っているということは、それなりの信用があることの証明になるので、審査の際には有利に働く可能性があるのです。

開業から1年経つまで、申し込みを我慢する

開業から1年が経過すれば、必ず確定申告を行うことになりますので、収入証明書の提出ができるようになります。特に個人事業主の方の場合は収入が不安定なことも多いので、収入証明書が提出できるかできないかで、審査の結果が変わることもありえます。

また、会社員の方の場合は勤続年数が長いほうが審査で有利になるように、個人事業主の方も営業年数が長いほうが審査においては有利です。確実に審査に通りたかったら、1年以上我慢することも必要かもしれません。

 

個人事業主におすすめのクレジットカードと特徴

最後に、個人事業主の方でも申し込めるおすすめの法人カードを3枚紹介します。最も適しているものはどれか検討してみてください。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、設立1年未満の若い法人でも審査通過できる可能性があります。会社の信用という点で、設立1年未満では保有することが難しい法人カードもある中で、起業後すぐに保有できる可能性のある法人カードという点でおすすめです。

JCB法人カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは取得しやすいカードですが、国内での利便性という点では一歩劣ります。国内利用が多い場合には、JCB法人カードがおすすめです。

アメリカン・エキスプレス・ビジネスカードも審査は少し厳しい傾向にありますが、出張管理ができる「JCB de JAL ONLINE」など、個人事業主の方にとってはありがたいサービスが充実しています。年会費が1,250円(税抜)と、法人カードの中ではかなり安い部類なのもオススメ要因です。

 

ダイナースクラブビジネスカード

ダイナースというと敷居の高いイメージがありますが、このカードは個人事業主でも申し込みが可能です。ダイナース専用のビジネスラウンジを利用できたり、プライベートアドバイザーサービスを受けることが可能です。所有しているだけで信用度の底上げになるカードなので、まだ若い会社の代表には特におすすめです。

 

まとめ

以上、個人事業主の方が法人用クレジットカードを作るメリットについての解説でした。経理作業が楽になる、会社に箔をつけることができるなど、おすすめできるポイントは様々です。

それぞれのカードの特徴をしっかり把握した上で、自社の状況にマッチする法人カードを選ぶことが重要です。